ユーカリには色々の種類があります。
近年、グロビュルスよりもユーカリ・ラディアタの方が刺激が少なくてよい、と言われます。。
ラディアタはマイルドな香りのユーカリで、子供用のユーカリと言えます。
ユーカリ・グロビュルスは、ヨーロッパの薬品関連の書籍にも多く記載されています。
医者も咳などの処方に使っている国も増えてきています。。
ユーカリ・グロビュルスの刺激が強い場合は、カユプテやニアウリをお勧めします。
カユプテは、喘息の方には大きなパワーを発揮するフトモモ科のオイルです。
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ユーカリの主要成分であるユーカリプトール(1,8シネオール)を 80~85% 含んでいるユーカリが高品質と言われます。
しかし、このユーカリプトール(1,8シネオール)を80~85%含んだ精油を取り出すには、一つのトリックがあることを
皆さんはご存知でしょうか。
蒸留する時の温度を高く設定し、短時間で蒸留すれば、1,8シネオールを80~85%含むユーカリが、採油できるのです。
この様なことは、一般には知られていない事実です。
アロマテラピーをメディカルで使用している専門家の方がたもご存じないのではないでしょうか。
この様な方法で取り出したユーカリは、成分分析をすると、立派な成分表ができ上がります。
Dr.エバーハルトは、この様なトリックでできあがった精油は、アロマテラピーとは言えない、と断言します。
ユーカリプトールのみと、ユーカリプトールが含まれた精油:ユーカリ・オイルの効能とを、比較検討する調査が
ドイツで、実施されたことがあります。
ユーカリプトールだけを調べた時の効能よりも、ユーカリプトールを含む精油:ユーカリ・オイルの方が、
数倍も力強い効能を発揮した、と報告されました。
この様に、主要成分だけに注目する、つまり成分表を絶対のものとする成分至上主義には、落とし穴がある、と言えます。
このことを、皆さんに知っていただきたい、と思います。
成分だけに目を向けていると、一番大切なものを見ぬしなう危険性があります。
薬は1つか2つかの主要成分によって効果が発揮される物質ですが、精油は薬ではありません。
植物です。生きているものです。
植物には無駄なものは一切ありません。微量成分が存在することにより、主要成分の力が何倍も大きく、発揮されるのです。
Dr.エバーハルトのユーカリは、蓋をしっかりと閉め、一定温度の冷暗所で保存すれば、5年~5年以上、保存できます。
ご自分の鼻で香りを嗅ぎ、手に取って、精油を感じ取ってください。常に、真実を見抜く感覚を究めていただきたい、
と、切に望みます。
☆ 様相: 液体
☆ 色 : 無色からごく淡い黄色
☆ 香り : シネオールの香りが特徴
☆ 20°での比重値: 0.905 ~ 0.,926
☆ 20°での屈折率: 1.458 ~ 1.4675
☆ 施光率: 0/+10
☆ 溶解度: アルコールで溶解
☆ 引火点: 49℃
ユーカリ (Eucalyptus Globulus)
α-ピネン |
0 ~ 12 % |
リモネン |
2 ~15 % |
1.8シネオール |
80 ~ 85 % |
パラシメン |
1 ~ 10 % |
アロマデンドリエン |
微量 |
グロビュロール |
微量 |
産地 |
|
科目 |
フトモモ科(双子葉離弁花) |
抽出部 |
葉・枝 |
使用方法 |
アロマランプ 吸入器 バスオイル 除湿器 |
身体への作用 |
殺菌作用: 咳止め 粘液性カタルを緩和 風邪の予防(引き始めに利用)
⇒ 塗布、吸入 シラミ、カ、ハエ退治に利用 |
肌への作用 |
真皮に作用 血流促進 皮膚に酸素を供給 |
心と精神への作用 |
精神的衝動を解消 経験から学ぶ能力を助ける 頭脳明晰化 コミュニケーション潤滑化 |
エステサロン |
流行性感冒の時期にアロマランプ フェースオイルに 1 滴 ボディーオイルに5滴 風邪
⇒足の肺のリフレックスゾーン(反射区)に塗布 |
ホームケア |
ユーカリは大人用、カユプテは子供用 優しい香を好む場合はカユプテを使用
風邪予防(引き始め)⇒ 吸入、ホホバオイルとブレンドし身体にすり込む、熱いお風呂に落とす アロマランプ(夏の虫を寄せ付けない) |
ブレンドオイル |
ラベンダー パイン クローブ
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